「ありがとう」を、本当は伝えたかったのに、恥ずかしかったり、タイミングを逃してしまったりして言えなかったことはありませんか?
「ありがとう」は、年齢とともに、感じ方や伝え方は少しずつ変わっていきます。
その時期に合った関わり方を知ることで、無理なく自然に「ありがとう」が育っていきます。
この記事では、「ありがとう」を言えない理由と関わり方を、年齢別に解説します。ぜひ、最後まで読んでくれると幸いです。

ことのはうさぎのものがたりー4巻ー ありがとうのしずくがとどくとき
「ありがとう」を言えなかったときの基本の関わり方
「ありがとう」を言えなかった時の基本の関わり方は、まずは「言葉」ではなく、気持ちに寄りそうことです。
基本の関わり方のポイントは3つあります。
・責めない
・急がせない
・気持ちを代わりに言葉にしてあげる
【年齢別】「ありがとう」を言えなかった時の関わり方
年齢別に「ありがとう」を言えなかった時の関わり方を解説していきます。
0〜2歳ごろ
0~2歳は、まだ言葉よりも「気持ち」を感じている時期です。
声かけ
・「たすけてもらって、うれしかったね」
・「よかったね、やさしくしてもらったね」
関わり
代わりに「ありがとう」と伝えてあげましょう。
3〜4歳ごろ
3~4歳は、少しずつ言葉が出てくる時期です。
声かけ
・「ほんとは“ありがとう”って言いたかったかな?」
・「うれしかった気持ち、あったよね」
関わり
「言えなかったこと」ではなく、気持ちがあったことを大切にしてあげましょう。
5〜6歳ごろ
5~6歳は、気持ちと言葉がつながりはじめる時期です。
声かけ
・「あとででも伝えてみる?」
・「どんなふうに言いたいか、一緒に考えてみようか」
関わり
無理に言わせるのではなく、自分で選べるようにサポートしましょう。
小学生(7〜12歳ごろ)
小学生は、気持ちと言葉を自分で結びつける時期です。「ありがとう」の意味を理解し始めていますが、照れやプライドで言いにくいこともあります。
声かけ
・「どんな気持ちだった?」
・「どんなふうに伝えたらいいと思う?」
関わり方
・「どう感じた?」と気持ちを振り返る
・言い方を一緒に考える
・できたときは自然に認める
自分で考えて選ぶ経験を増やしてあげましょう。
思春期(中学生〜高校生)
思春期は、気持ちを内側に持ちながら葛藤する時期です。素直に言うのが難しくなりますが、内面ではしっかり感じています。
声かけ
・「あのとき、助かったよね」
・「きっと嬉しかったんじゃないかな」
関わり方
・無理に言わせない
・気持ちを尊重する
・さりげない会話の中で触れる
言葉にしなくても気持ちを認めてあげましょう。
🌼 大人
大人は、気持ちを選んで伝える時期です。伝えたい気持ちはありますが、タイミングや関係性を考えて言えないことがあります。
伝え方
・「さっきはありがとう」
・「あのとき助かりました」
・「今さらだけど、伝えたくて」
関わり方(自分への関わりも含めて)
・「言えなかった自分」を責めない
・あとからでも伝えていいと知る
・日常の中で小さく伝える
🌼 まとめ
どの年齢でも大切なのは、「言葉の前に、気持ちがある」ということ。
「ありがとう」が言えないときも、その人の中には必ず、
・うれしい
・助かった
・大切に思っている
という気持ちがあります。その一方で
・恥ずかしさ
・緊張
・どう言えばいいか分からない不安
が隠れていることがあります。そのため、
・「なんで言えないの?」
・「ちゃんとしなさい」
・「ありがとうは言うもの!」
こうした言葉は、不安にさせたり、言葉が出にくくなることがあります。
「ありがとう」は、無理に言わせるものではなく、教えるものというより、育っていくものです。
🌿 気づく
🌿 感じる
🌿 少しずつ言葉になる
そんなふうにゆっくり育っていくものです。
言えなかったその瞬間も、心の中にはちゃんと気持ちが残っています。その気持ちに寄りそいながら、少しずつ言葉にしていく経験が、やさしい心を育てていきます。
だからこそたいせつなのは、まずは「言葉」ではなく、気持ちに寄りそうことです。
| 🌿ことのはうさぎの一言🌿 「だいじょうぶ。その“ありがとう”、ちゃんとひかりになって、とどいているよ。」 |

ことのはうさぎのものがたりー4巻ー ありがとうのしずくがとどくとき


コメント