【頑張りすぎる子】の特徴と改善策

ことのはうさぎの物語①

あなたの周りに、なんでも「大丈夫」と人に頼らず、一人で頑張っている人はいませんか?本当は「手伝って」「助けて」と言えないだけかもしれません。

人に頼ることができず、一人で頑張ってしまう人は、「自分でやらなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」と感じてしまい、「手伝って」「助けて」という言葉を心の奥にしまい込んでしまいます。しかも辛い気持ちを誰にも見せることがないので、周りには気づかれないのです。

ユメノの絵本『ことのはうさぎのものがたり-2巻ー』「ひとつだけの やさしいこえ」に出てくる白ねずみも「助けて」と言えないで一人で頑張っていました。しかし、うまくいかず失敗してしまい、しまいには誰もいない場所で泣いてしまいます。

そして、それに気づいたことのはうさぎが、そっと寄り添ってくれたことで白ねずみに“やさしい声”が芽生えました。

この記事は、白ねずみのように【頑張りすぎる子】の特徴と改善策について書こうと思います。ぜひ、最後までお付き合いいただけると幸いです。

ことのはうさぎのものがたり-2巻ー 「ひとつだけのやさしいこえ」

🐭 しろねずみの子が泣いていた理由

まず、ユメノの絵本『ことのはうさぎのものがたり-2巻ー』「ひとつだけの やさしいこえ」に出てくる白ねずみが、なぜ泣いていたのか理由を探っていきたいと思います。

ユメノの絵本『ことのはうさぎのものがたり-2巻ー』「ひとつだけの やさしいこえ」に出てくる白ねずみが泣いていた背景には、以下のような気持ちがありました。

  1. 失敗したことへのくやしさ
  2. まわりに迷惑をかけてしまった、という思い
  3. ひとりで がんばろうとしていたプレッシャー

1. 失敗したことへのくやしさ

「またしっぱいしちゃった・・・」

“また”という言葉には何度も挑戦していた姿が隠れています。

頑張っていたからこそ、うまくいかなかったことが辛かったのです。

2. まわりに迷惑をかけてしまった、という思い

「みんなに めいわくばっかりかけて…
もう、あわせる かおが ないよ…」

周囲に迷惑をかけたと思い込み、自分を責めて強い自己否定の気持ちがでています。

本当は、誰かがそんなふうに思っていなくても、
自分で自分を責めてしまう。

それが、頑張りすぎる子の苦しさです。

3. ひとりで がんばろうとしていたプレッシャー

「てつだって」が言えなかった。

「ごめんね」が言えなかった。

「失敗=自分がダメ」と感じていたので、“自分でなんとかしなきゃ”という思いが、
心を追い込んでいたのです。

頑張りすぎる子の特徴

白ねずみのような頑張りすぎる子の特徴には、こんな姿があります。

  • 失敗をとても怖がる
  • 人の気持ちを気にしすぎる
  • 甘えるのが苦手

周りからは「しっかりした子」に見えることも多いです。しかし、心の中はたくさん言葉を飲み込んで、頑張っているのです。

失敗をとても怖がる

頑張りすぎる子は、「失敗=ダメなこと」と思い込みやすい傾向があります。そのため、すこし注意しただけでも「わたしはだめなんだ・・・」と落ち込んでしまいます。

「ちゃんとできなかった」
「迷惑をかけたかもしれない」

と、自分を責めやすいため失敗をとても怖がります。

人の気持ちを気にしすぎる

頑張りすぎる子は、周りの気持ちを気にしすぎる傾向があります。

  • 先生や親の顔色を見る
  • お友だちに合わせすぎる
  • 本当の気持ちを隠す

自分のことよりも友達や大人の気持ちを優先してしまいます。

甘えるのが苦手

頑張りすぎる子は、甘えるのが苦手なので「助けて」が言えません。
そのため、本当は疲れたり困っていても

  • 「だいじょうぶ」
  • 「自分でできる」

と、言ってしまう子も多いのです。

🍃 がんばりすぎる理由

頑張りすぎる理由は、以下のような優しさを持っているからです。

  • 空気が読める
  • 人の気持ちに気づける
  • 責任感がある

空気を読める子ほど、人の気持ちを考えすぎてしまいます。お母さんの顔も、先生の声も、お友だちの空気もちゃんと見ています。

頑張りすぎる子は、弱いわけではありません。優しいからこそ、無意識に「迷惑をかけないようにしよう」と頑張ってしまうのです。

頑張りすぎる子の関わり方

頑張りすぎる子が安心する関わり方は、5つあります

  • 結果より「気持ち」を認める
  • 「休んでいい」を伝える
  • “失敗しても大丈夫”な姿を見せる
  • 甘えていい場面を作る
  • 「助けて」の練習をする

結果より「気持ち」を認める

❌「すごいね!できたね!」
⭕「がんばってたね」「悩んでたんだね」

結果ではなく、過程や感情に目を向けることが大切です。”見てもらえている”と感じることで、安心感が生まれます。

「休んでもいい」を伝える

頑張りすぎる子ほど休むことに罪悪感を持ってしまい、止り方を知りません。だからこそ、「今日は、ここまででいいよ」と、言葉で伝えてあげましょう。

そういう言葉が、頑張りすぎる子の心を守ります。

“失敗しても大丈夫”な姿を見せる

  • 「まちがっちゃった~」
  • 「次やってみよう」

“完璧じゃなくていい”という姿が、頑張りすぎる子にとって安心になります。

甘えていい場面を作る

  • 手をつなぐ
  • 一緒にやる

「一人で頑張らなくていい」と感じられる体験が大切です。

「助けて」の練習をする

「助けて」といきなり言えない子には、

  • 「困ったら言っていいんだよ」
  • 「一緒にやろうか」

と、選択肢を見せることで少しずつ言えるようになります。

頑張りすぎる子は、”がんばる力と”いう素敵な才能を持っています。しかし、ずっと力を入れ続けると心は疲れてしまいます。

だからこそ必要なのは、”がんばらなくても大丈夫な場所”です。その安心があるからこそ、本来の力を伸ばしていけます。

まとめ

この記事は、ユメノの絵本『ことのはうさぎのものがたり-2巻ー』「ひとつだけの やさしいこえ」に出てくる白ねずみのように【頑張りすぎる子】について書いた記事です。今回は【頑張りすぎる子】の特徴と改善策について書きました。

【頑張りすぎる子】は、弱音を吐けず、何でも自分で「大丈夫」と言って背負ってしまいます。そんな【頑張りすぎる子】には、安心できる場所が必要です。

安心できる場所、誰かの“やさしい声”があるだけで自分のペースでまた歩き出せます。

  • 誰かと比べない
  • がんばれなかった自分を責めない
  • 泣いてもいい、「助けて」と言ってもいいんだよと教えてくれる
  • その子の心にそっと触れるような、光のしずくのような声

そんな“やさしい声”がこの記事を読んで、ひとつでも芽生えてくれたら幸いです。

ことのはうさぎのひとこと
 
「そのままの きみが、
   だれかにとっての“しずくのひかり”になるんだよ」

ことのはうさぎのものがたり-2巻ー 「ひとつだけのやさしいこえ」

yumeno

元保育士/ブロガー/絵本作家

会社員をしながら現在、絵本制作をしています。

子どもはもちろん、大人にも届くような絵本やブログを配信していきます。

絵本を通して、穏やかで心温かな繋がりができる場になれば幸いです。

 

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