「何歳から飲んでいいの?」
「毎日飲ませていいの?」
「水や麦茶じゃダメなの?」
暑くなる季節、子どもの熱中症対策に「スポーツドリンクを飲ませたほうがいいのかな?」と悩んでいませんか?
このような疑問に答えるために、この記事では以下のポイントをわかりやすく解説します。
子どもにスポーツドリンクは【基本的に3歳以降】が目安
市販のスポーツドリンク(ポカリスエット・アクエリアスなど)は、3歳以上を目安に、必要な場面に限って少量であればOKとされています。
ただし、乳幼児期(0〜2歳)にはおすすめできません。
なぜ0〜2歳の乳幼児にはスポーツドリンクがNGなの?
1. 糖分が多すぎる
市販のスポーツドリンクには、100mlあたり6〜8gの糖分が含まれています。500mlペットボトル1本で角砂糖約7〜9個分!
📌 飲みすぎによるリスク:
- 虫歯
- 肥満
- 小児糖尿病
2. 塩分(ナトリウム)も子どもには負担に
大人用に設計されたナトリウム濃度は、乳幼児の腎臓には強すぎることもあります。腎臓が未発達な子には塩分過多になる可能性があります。
3. 味に慣れて水を飲まなくなることも
甘くて飲みやすいため、水や麦茶を嫌がるようになる子も。
「水はまずいから飲みたくない」となれば、水分補給の基本が崩れてしまいます。
3歳以上でも「常飲」はNG!こんなときに使おう
子どもが3歳以上でも、スポーツドリンクはあくまで“補助的”な飲み物です。
▶ 飲ませてもいい場面(目安)
状況 | 飲ませてもOK? |
---|---|
炎天下で長時間外遊びしたあと | ◎ 少量ならOK |
発熱や下痢で脱水気味 | △ 経口補水液の方が安全 |
室内で遊んだあとや日常生活 | ✖ 水や麦茶で十分 |
📌 飲ませるなら、200ml以下を目安に。1日に何本も飲ませないようにしましょう。
スポーツドリンクの代わりに使える飲み物
飲み物 | 特徴 | 何歳からOK? |
---|---|---|
麦茶 | ノンカフェインでミネラルも◎ | 生後6ヶ月〜 |
白湯 | 胃腸にやさしい、基本の水分補給 | 新生児からOK |
経口補水液(OS-1など) | 発熱や脱水時の緊急用 | 医師と相談の上、1歳頃〜 |
薄めたスポーツドリンク(2〜3倍希釈) | 甘さ&塩分を調整できる | 3歳〜 ※特別なときに限る |
親が気をつけたいポイント3つ
- 水分補給の基本は「水」か「麦茶」
- スポーツドリンクは“薬”のように使う(毎日飲むものではない)
- 子どもが好んで飲むからといって与えすぎない
まとめ|子どものスポーツドリンクは「3歳から」「たまに」「少量で」
ポイント | 内容 |
---|---|
何歳から? | 基本は3歳以降から |
いつ飲む? | 発汗が激しいときや発熱時など特別な場面 |
普段は? | 水・麦茶がベスト!常飲は避ける |
どのくらい? | 1回100〜200ml/1日1回程度まで |
子どもの健康を守るためにも、「なんとなく与える」ではなく、「必要なときにだけ、適切に与える」が大切です。
心配な場合は、医師や薬剤師に相談しておくと安心ですね。
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